爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「俺は大冴は彼女を作ると大橋さんが何するかわからないからずっと作らないと思ってたけど違うの?」



「うーん……」


違うと思うんだけどな……



「菜摘ちゃんとはよく話してるし、だから先輩の言いなりも嫌になってきて、自由になりたかったんじゃないのか?」


「和田が話しかけてくるからよく話してるだけで、まあ、だから大橋が動き出したというか……」


なるほど

「学校では見えるとこでは冷たい態度を取っていたと……」



「それは……確かにあるけど」



「菜摘ちゃんのことは好きじゃない?」



「……正直……わからない、今まで女子と関わってこなかったから」



「まあ、空手1本だったのはわかるけどさ」



「今は日本一になる事かな、考えるのは」



「そっか、まあ俺の言ったことはあまり気にしなくていいぞ、大橋さんの事が片付いて今の大冴の気持ちがどうなのかなってちょっと思っただけだから」




コンコンと音がして瞬弥は行ってくると言って部屋を出た。



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