麗しの薔薇
えぇと、確か情報では男"女"共学では?
女子生徒の姿が見当たらないのですが……?
慣れない状況に、情報と違う現状が重なり疑問が湧き出てくる……
────え、女子!?
────しかもめっちゃ美人……
ざわざわと向こうも私の姿に動揺を見せているし。
何も言えずにいると、隣から早河先生の視線を感じ、すぐに口を開いた。
「……花菱リリです。よろしくお願いします。」
簡潔ではあるが名乗ってお辞儀をすれば、ぎこちない拍手が返ってきた。
「ありがとうございます。と、いうことで花菱さん
は我が校"初の女子生徒"ですので、皆さん丁重に接するように。」
「……え?」
そしてこの状況に拍車をかける、まさかの先生の発言に思わず声が漏れてしまった。