麗しの薔薇
そりゃ確かに女子が1人も居ないと分かっていたら、もう少し悩んでいただろうけど……
せめて昨日の電話で教えて欲しかった。
「まさか知らないとは思っていなくて……大丈夫でしょうか?」
心配そうな表情の早河先生。
うん、先生は何も悪くない。
「大丈夫です。説明ありがとうございます。」
先生にお礼を言い、改めてクラスを見渡す。
目に入るのは、金髪や着崩した制服……そして好奇の目。
そういった姿はやっぱり族のいる学校なんだなと思った。