麗しの薔薇
帰宅後──やはり脳裏から離れないのは風雅のこと。
まさか幹部たちと同じクラスで、尚且つ向こうから接触してくるとは。
初日の展開の早さに驚いてしまう。
正直、少し計画を立てていた部分もあるけど、この風雅からの提案は使えるだろう。
そもそも、味方につけるには相手と近しい関係にならなきゃだし……
風雅に入るつもりは全く無かったが、これを利用する手はないかもしれない。
まずは私のことを信用して貰わないとだしね。
そう決意を固めながら夜を迎えた私の答えは決まっていた。