if…運命の恋 番外編Ⅱ『運命の出会い』

朝食の準備も一段落した時、春子は薫にキッチンの中の丸テーブルを指さして「そこ座ってて」と言います。丁度、椅子も2脚あり 薫は言われた通りそこへ座ると、春子が温かいお茶を入れてくれました。

「はい、このお茶はね、私の実家の母が送ってくれたのよ。どうぞ」
「ありがとうございます。いただきます」

とっても良いお茶の香りがして、薫は飲む前にその香りを楽しむ

「わぁ~ とっても良いお茶の香りですね」
「ええ、実家でね摘んだお茶なのよ。甘味もあるから飲みやすいでしょ?」

一口飲んだ薫が感嘆の声をあげる
「すごく美味しいです。後味が良くて、綺麗な濃緑色です」
「私の実家はね、昔からやってるお茶屋なの」

春子は薫の前に対面して座ると、お茶を飲んでから深いため息をつき「私は、あの頃このお茶が苦手でね、、嫌だったわ」と呟いた。

「嫌いだったんですか?」
「うん、そうよ。、、、、さっき、聞いてくれたでしょ。私と()との出会い」
「はい」

「薫ちゃん達のようにドラマテックな出会いでもないし、どちらかと言うと私にとっては最悪な出会い方してしまったのよ。あれはもう40年程前になるわね」




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