if…運命の恋 番外編Ⅱ『運命の出会い』

お母ちゃんやお父ちゃんは、そんな私を道楽モノだって言うけど、それが私の幸せなのだから。

若い時はそんな両親に反抗だけしてれば良かった。だけど、年齢と共にそれだけじゃイケナイっていう事も学んだ。
私の姉も兄も、そして妹だって 立派に会社勤めして、そして素敵な伴侶をみつけているからだ。
両親の安堵した顔をみてると、自分を振り返ってしまう。


お母ちゃんとお父ちゃんが日曜日、いつもの様に出かけようとする私の手を掴んで言った。

「春子、ええか(いいか)! おまえも、もう売れ頃を過ぎる歳だ! これが最後のチャンスなんだ」
何の話だか、そんなのすぐにわかった。また「見合い」なんだろう。    
もう何回目だろうか?

私には興味ないけど、老舗お茶屋の娘は魅力があるのか?良くもまぁ、、話が来るもんだ。だけど、今度が最後のチャンスだって?あまりにお父ちゃんの真剣な顔がリアルだったから私はその言葉に反応してしまったのだ。

「お父ちゃん、最後のチャンスって?」
「こんな道楽娘にしては、相手が立派過ぎてなぁ、お前にゃ勿体無いって事だ!この話を逃したら、お前は阿保やッ!」
「はぁ? そないな(そんな)~~お父ちゃん、大げさやなぁ」
「ほらッ、見てみ~ッ!」

お父ちゃんは 見合いの相手の写真を私の目の前にさし出した。

「お前なぁ~ こんな極上相手、逃したら馬鹿ジャよ~ッ、この顔でお医者さまなんや。まぁ、一人っ子の長男やさかい大事おへん(差し支えない)

「えッ・・・・この人?」

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