きみがおしえてくれた言葉
  
    
    私はある一冊の本に出会った
    
    そこに描かれてたものは
    
    私を励ますような言葉だらけ
    
    今の自分に背中を押してくれた
    
    一冊の本。
   
   私は仕事も恋愛もうまく行かず
   
   自分の目の前の光が真っ暗だった
   
   雨の中1人で彷徨って歩いてた

   雨降っててくれてありがたかった
   
   「しんどい」
    
   涙でぐちゃぐちゃになってしまった
   
    一体どれほど歩いて
     
    どれほど泣いたのだろう     

   歩いてたらある男が傘を差し出して
  
  一言声をかけてきた

  「お嬢さんびしょびしょだよ」
  
  なぜか分からないがその声が落ち着いた
  
  「風邪ひいちゃうよ」
   
  「どこか中に入ろう」

  その人に手を引っ張られ屋根がある
  
  お店に雨宿りした

   「君の目瞳がなくなってる」

   男はそう言った。
   
   これが全ての運命を変える出逢い。

   あの時貴方が声をかけてくれてよかった
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