The previous night of the world revolution7~P.D.~
…アシュトーリアさんのことは、ひとまず病院に任せた。

アイズのことは、アリューシャに任せた。

アシュトーリアさんを襲ったならず者の捜索は、アイズに任せた。

現状、俺達がやるべきことは…。

ひとまず…調査の結果待ちだな。

あとは、どっしりと構えて事の成り行きを見守っていれば良い。

…とはいえ、この非常時に…いつも通り過ごせっていうのはなかなか難しいものがある。

と、思っていたら。

「…ルレイア、帰るんだろう?自分の家じゃなくて、俺の家に来い」

不意に、ルルシーが俺にそう声をかけてきた。

…え。

「ま、まさか…ルルシーから大胆なお誘い…!?」

「違うわ、馬鹿。今はお互い一人にならない方が良いんじゃないか、って話だ」

あぁ、成程。なーんだ。

非常時じゃなくても、俺を一人にしないでくれて良いんですよ?

「分かりました。でも…」

「でも?」

「一人にならないことが目的なら、俺の家でも良いのでは?」

毎回ルルシーの家じゃないですか。

いや、別にルルシーの家でも良いですよ。ルルシーの家はルルシーの匂いがしますから。

もうそれだけで、俺がムラムラするには充分。

だけど、たまには俺の家に来てくれても良いんですよ。

ほら、俺の家に来れば専属の下僕もいるし。快適に過ごせますよ。

しかし。

「断る」

「え、何でですか?」

そんなきっぱり断るなんて。

「お前の家は上を見ても下を見ても横を見ても黒ばっかで、目に悪いからだよ」

酷い。

今の聞きました?なんて酷いことを。

「俺の部屋のインテリアが理解出来ないとは…。ルルシーもまだまだ修行が足りませんね」

「そんな修行を誰がするか。良いから、早く来い」

「分かりましたよぅ」

仕方なく、俺はルルシーにくっついて病院を後にした。

後ろ髪を引かれる思いで。
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