高嶺の花も恋をする【番外編追加】
次の日からできる限り佐伯くんを観察してみた。
彼は人事部、私は広報部と違うけど、姿を見ることは結構できる。
朝出勤時、お昼休み、業務中。
何となく盗み見する感じだけど、佐伯くんの様子を確認しているとやっぱり胸の高鳴りを感じる。
他の男性社員に目線を移してみるけど、佐伯くんを見て感じた感覚にはならない。
亜香里の言う通り、これが恋なんだ。
そう自覚するともう佐伯くんを見る度に、胸の高鳴りを強く感じるようになった。
彼の事が知りたくて、彼に知って欲しくて。
佐伯くんに話しかけてみる。
「佐伯くん!おはよう」
「おはようございます」
とりあえず挨拶してみた。
終業後に人事部の前で偶然会えた時。
「あっ、佐伯くん帰るの?」
「は..はい。お疲れ様です」
「ねえ、良かったらご飯食べに行かない?」
「えっ...」
話ができるチャンスと思い誘ってみた。
それにお昼休みの社員食堂で佐伯くんの姿を見つけた時。
「佐伯くんA定食にしたの?私もそっちにすれば良かったな。美味しい?」
「あ...はい。美味しいです」
隣の席に座って、ランチタイムにゆっくり話そうと思った。
それなのに.....どんな時も何故か邪魔が入ってしまう。
朝挨拶して話をしようとした時は、「雨宮さんおはよう!ちょっといい?」と同じ総務部の男性社員に呼ばれてしまった。
帰りに食事に誘った時は、通りがかりの営業部の人達に「この後一緒に飲みに行かない?」と声をかけられて、断っている間に「すいません、失礼します」と佐伯くんが帰ってしまった。
社員食堂で隣に座ってランチしながら話そうとした時は、反対隣りから後輩の男の子に「一度話してみたかったんです!」と会話を奪われて、気がつけば佐伯くんが隣からいなくなっていた。
なんで.....?
私は佐伯くんと話がしたいのに、それが叶わない。
フラストレーションが溜まっていく。
佐伯くんに会いたい。
佐伯くんと話したい。
佐伯くんのあの瞳が見たい。
佐伯くんのそばにいたい。
佐伯くんに気持ちを伝えたい。
佐伯くんに...私.....。
彼は人事部、私は広報部と違うけど、姿を見ることは結構できる。
朝出勤時、お昼休み、業務中。
何となく盗み見する感じだけど、佐伯くんの様子を確認しているとやっぱり胸の高鳴りを感じる。
他の男性社員に目線を移してみるけど、佐伯くんを見て感じた感覚にはならない。
亜香里の言う通り、これが恋なんだ。
そう自覚するともう佐伯くんを見る度に、胸の高鳴りを強く感じるようになった。
彼の事が知りたくて、彼に知って欲しくて。
佐伯くんに話しかけてみる。
「佐伯くん!おはよう」
「おはようございます」
とりあえず挨拶してみた。
終業後に人事部の前で偶然会えた時。
「あっ、佐伯くん帰るの?」
「は..はい。お疲れ様です」
「ねえ、良かったらご飯食べに行かない?」
「えっ...」
話ができるチャンスと思い誘ってみた。
それにお昼休みの社員食堂で佐伯くんの姿を見つけた時。
「佐伯くんA定食にしたの?私もそっちにすれば良かったな。美味しい?」
「あ...はい。美味しいです」
隣の席に座って、ランチタイムにゆっくり話そうと思った。
それなのに.....どんな時も何故か邪魔が入ってしまう。
朝挨拶して話をしようとした時は、「雨宮さんおはよう!ちょっといい?」と同じ総務部の男性社員に呼ばれてしまった。
帰りに食事に誘った時は、通りがかりの営業部の人達に「この後一緒に飲みに行かない?」と声をかけられて、断っている間に「すいません、失礼します」と佐伯くんが帰ってしまった。
社員食堂で隣に座ってランチしながら話そうとした時は、反対隣りから後輩の男の子に「一度話してみたかったんです!」と会話を奪われて、気がつけば佐伯くんが隣からいなくなっていた。
なんで.....?
私は佐伯くんと話がしたいのに、それが叶わない。
フラストレーションが溜まっていく。
佐伯くんに会いたい。
佐伯くんと話したい。
佐伯くんのあの瞳が見たい。
佐伯くんのそばにいたい。
佐伯くんに気持ちを伝えたい。
佐伯くんに...私.....。