俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する 〜その後のエピソード〜
マンションのエレベーター内

密室空間で、どうしようも無く衝動を抑えきれず、果穂の唇を奪ってしまう。

「……あっ…ん……。」
貪る様にキスを落とし、息を乱す。

果穂は戸惑い、恥ずかしがりながらも俺のなすがままに、身体を預けてくれる。

「か、翔、さん…。」
果穂は、立っていられなくなったのか、
俺に抱きついてくる。

階に到着したと同時に果穂を抱き上げ部屋に雪崩込む。

玄関で、靴も脱がずに欲情してスカートの中に手を伸ばす。
「ま、待って…翔さん…シャワー、シャワー浴びたいです。」
切羽詰まった果穂がしきりにそう言う。
 
「汗いっぱいかいたので、絶対汗臭いしベタベタして汚いので…お願い…。」

お願いされて聞かない訳にもいかず、
「じゃあ、一緒に入ろう。」
そう言うや否や、抱き上げ有無を言わさず洗面所に向かう。

半ば強引に服を脱がし、恥ずかしがって座り込む果穂をまた、抱き上げて風呂場の椅子に座らせる。

「ど、どうしちゃったんですか⁉︎」
びっくりして目を瞬いている。

「多分…今夜は満月だから、体が疼いて仕方がないんだ。」
よく分からない言い訳をしながら、果穂の体を丁寧に洗い上げる。

途中、洗っているのか、苛めているのか自分でも分からなくなったが…。

風呂場で1回、寝室で2回、果穂が疲れて眠りにつくまで離してあげられ無かった。

微睡む意識の中、一つだけ心に決めた事。
 
あのワンピースは今後、外では着させないと言う事だ。
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