ラスト・クリスマス
揺れる想い
昨日、電話を切った直後に、もう一度かけて、一言だけ大和に尋ねた。
「長距離電話ばかりできないし、ここから毎日手紙書いてもいい?」
大和は快諾してくれた。
読んで愉快に思える内容ではなくなるのは、判っているはずなのに…。
目の前に大和が居るかのように、語りかけるように書いていたら、ごく自然に、
【早く逢いたい】
便箋にはそんな文字が綴られており、自分で書いておきながら、ギョッとした。
自分の本心がポロリと出てしまったようだ。
しかし、数秒考えて、そのセンテンスの含まれた便箋は破り捨てて、書き直すことにした。
私は…きっと何か勘違いしているのだろう。
失恋してズタボロになっていた時、大和のような格好いい男の子と知り合い、しかも、こんなに優しくされたら、大和に恋しているような気分にもなる。
「長距離電話ばかりできないし、ここから毎日手紙書いてもいい?」
大和は快諾してくれた。
読んで愉快に思える内容ではなくなるのは、判っているはずなのに…。
目の前に大和が居るかのように、語りかけるように書いていたら、ごく自然に、
【早く逢いたい】
便箋にはそんな文字が綴られており、自分で書いておきながら、ギョッとした。
自分の本心がポロリと出てしまったようだ。
しかし、数秒考えて、そのセンテンスの含まれた便箋は破り捨てて、書き直すことにした。
私は…きっと何か勘違いしているのだろう。
失恋してズタボロになっていた時、大和のような格好いい男の子と知り合い、しかも、こんなに優しくされたら、大和に恋しているような気分にもなる。