俺をモデルにしてくれよ!?…可愛い系男子の願い…
「ーー本当だよ、ひな。
私ヒカルと一緒に住むの」



冷たいフラペチーノのクリームが
放置していた為に、消えていた。
ほとんど口を付けてないフラペチーノ。
シャリシャリした冷たい氷。
口の中がカラカラで

付いた様に繰り出す咳。

声が………いや、呼吸がおかしい。





俺は膝を付いていた。
立ち上がる気力もないーー。
冷たい床に、沈んでそのまま消えて無くなりたいさえ、思った……。



「ーー!!ひな「触んな!!緋彩なんか、好きにならなければ良かった」





自分を心配して駆け寄って来た緋彩にーー。



「ーー好きにって………ひなが私を?」





あーー、それすら気づいて無かったんかよって落胆した。


だけど、それは自分が悪い。

だって一言も…………






「緋彩なんか、ずっと好きでバカみたいだ、俺はーー!!」






緋彩なんかーーー!!














1度も



緋彩に





"好き"なんてーーーー!!








言わなかったんだよ、俺は。



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