bitter × sweet
最初から、これが狙いだったんだ。

だから私のこと地面に座り込ませて恥ずかしい思いにさせたんだ。


…、思うままになるなんて苦でしかないけど、今は仕方ない。



「もう一回、…ください、」


「えー?何?聞こえない。」


「っ、…もう一回!抱きしめてください、」




人生でこんなに恥ずかしいセリフを言ったのは初めて。

もうどこかに消えて居なくなりたい。



私が絶望的な気持ちになって、顔も真っ赤になってるって言うのに、蜂谷は最高に嬉しそうな顔で、



「はい、よく出来ました。」


そう言って私の頭を撫でて、ぎゅっと抱き上げると、人目につかない路地裏に連れて行った。




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