卯月と初恋が訪れる
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そのまま体育館に移動し、入学式が行われた。




同じクラスの人たちとは体育館で列に並んだ時になんとなく知ることになる。



私は色んな人の視線を浴びた。



きっと隣にいるみちるのせい…。




『新入生代表挨拶』




『はい』




てるが壇上に立った。




びっくりするくらいざわついた。




同じ中学から同じ高校に入った人は少ないため、きっとてるの美貌に驚いているのだろう。




私は少しだけ鼻高々になった。




「ねぇ、あの人かっこよくない?彼女いるのかな?」




「え、芸能人?美しすぎる」




「あの美貌で頭いいってことでしょ?どこのクラス?」




案の定盛り上がっていた。
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