この胸が痛むのは
本当に友人だと思うなら、こんな事に巻き込もうとするな。
俺こそ、友人になれたと……
やっぱり俺は甘ちゃんだった。
女王陛下からの頼みだから、一度は会う。
だが、二度はない。
髪を染めた俺を見て、無邪気な顔をして、
クライン殿下は笑った。
肉眼では見えないリヨンの複数の目と耳に囲まれて。
予想通りの話を、殿下は話した。
どれ程、自分がオーガスタを愛していたか、彼女の結婚を知らせる手紙で改めて気付かされた、と言う。
彼女だって、自分を忘れていない筈だと続ける。
俺の協力さえ得られたら、バロウズで年明けに会おうと、例の子爵令息に連絡して……
と、実現しない夢を語る。
あの悪友は無事に新年を迎えられるのだろうか。
どちらにしろ、もう二度と殿下とは連絡は取れなくなる。
この件にオーガスタがどこまで関わっていたのかはわからない。
今まで見逃されていたのに、愛するひとの運命を変えたのは殿下だ。
俺こそ、友人になれたと……
やっぱり俺は甘ちゃんだった。
女王陛下からの頼みだから、一度は会う。
だが、二度はない。
髪を染めた俺を見て、無邪気な顔をして、
クライン殿下は笑った。
肉眼では見えないリヨンの複数の目と耳に囲まれて。
予想通りの話を、殿下は話した。
どれ程、自分がオーガスタを愛していたか、彼女の結婚を知らせる手紙で改めて気付かされた、と言う。
彼女だって、自分を忘れていない筈だと続ける。
俺の協力さえ得られたら、バロウズで年明けに会おうと、例の子爵令息に連絡して……
と、実現しない夢を語る。
あの悪友は無事に新年を迎えられるのだろうか。
どちらにしろ、もう二度と殿下とは連絡は取れなくなる。
この件にオーガスタがどこまで関わっていたのかはわからない。
今まで見逃されていたのに、愛するひとの運命を変えたのは殿下だ。