研がれる私/長編エロティックミステリー
ブラックな遊戯②
ピンポーン!
カレの部屋は、駅から15分ほど歩いた3階建てのマンションの一室だった
カレ…
私が殺るマルタイの男…
石神康友…
愛しい恋人
でも…、なんと、その恋人の部屋、訪れるの今日が初めだ
まあ当たり前なんだが、どこかウソ~って気持ちもあったりだった
***
すでにバーチャルからスタートしたこのストーリーは、現実も作り話も妄想という名のなんちゃってリアルな空間にスポッと収まってるみたいでね
きっと、カレもその妄想にリアルを感じてるはず…
私にはそう思えるのよ
***
「…おお、ルイ。時間ぴったりだな。ドアは開いてる。入って来いよ」
インターフォンからの声の主は、フツーに恋人を部屋へと誘ってる
室内はとてもきれい…、というか、清潔感が漂っている感じだった
間取りは1SLDKでかなり広く、開放感がある
「まあ、そこ掛けろよ」
カレはリビングの黒くテカるソファを指さし、そこへ私は上品に腰を下ろした
「…よく来たな。缶だけどカクテルを冷やしておいた。ソルティードッグだがいいか?」
「ええ、ありがとう」
カレは私のすぐ隣ではなく、右斜めのコーナー状に並んだソファへ座った
***
「まずはカンパイしようや」
二人は缶のソルティードッグを優しくぶつけ合って、いろんなことをひっくるめてカンパイした
”ゴクゴクゴク…”
その音感の響きはおごそかに私の耳に届いてくる
私たちは互いに目を見つめ合いながら、カクテルを口に運んでいた
そして二人は申し合わせしてないのに、カクテルをゆっくりと一気に飲み干した後、カラにした缶をほぼ同時にテーブルへ静かに置いたわ
それはどこか儀式の様相を醸していたかな
これからの二人で創り出す、危険いっぱいでイカレマックスの作品が、クランクインを迎えての…
ピンポーン!
カレの部屋は、駅から15分ほど歩いた3階建てのマンションの一室だった
カレ…
私が殺るマルタイの男…
石神康友…
愛しい恋人
でも…、なんと、その恋人の部屋、訪れるの今日が初めだ
まあ当たり前なんだが、どこかウソ~って気持ちもあったりだった
***
すでにバーチャルからスタートしたこのストーリーは、現実も作り話も妄想という名のなんちゃってリアルな空間にスポッと収まってるみたいでね
きっと、カレもその妄想にリアルを感じてるはず…
私にはそう思えるのよ
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「…おお、ルイ。時間ぴったりだな。ドアは開いてる。入って来いよ」
インターフォンからの声の主は、フツーに恋人を部屋へと誘ってる
室内はとてもきれい…、というか、清潔感が漂っている感じだった
間取りは1SLDKでかなり広く、開放感がある
「まあ、そこ掛けろよ」
カレはリビングの黒くテカるソファを指さし、そこへ私は上品に腰を下ろした
「…よく来たな。缶だけどカクテルを冷やしておいた。ソルティードッグだがいいか?」
「ええ、ありがとう」
カレは私のすぐ隣ではなく、右斜めのコーナー状に並んだソファへ座った
***
「まずはカンパイしようや」
二人は缶のソルティードッグを優しくぶつけ合って、いろんなことをひっくるめてカンパイした
”ゴクゴクゴク…”
その音感の響きはおごそかに私の耳に届いてくる
私たちは互いに目を見つめ合いながら、カクテルを口に運んでいた
そして二人は申し合わせしてないのに、カクテルをゆっくりと一気に飲み干した後、カラにした缶をほぼ同時にテーブルへ静かに置いたわ
それはどこか儀式の様相を醸していたかな
これからの二人で創り出す、危険いっぱいでイカレマックスの作品が、クランクインを迎えての…