研がれる私/長編エロティックミステリー
ブラックな遊戯①



高石トールは私の行為に感謝してくれた

私に助けられたと…

カレにとっては、長く抱え続けていた深刻な問題だったのだろう

それを解決してくれて嬉しい…

その私から、自分自身を晒す素直な告白を聞いて、カレは自分も宮本ルイの助けになりたいって…

カレのモチベーションは、極めてシンプルに自身が内包するメンタリティーに従った訳だ

これで決まった!

私の共犯者はここに結集を見たわ


***


「…それじゃあ、今聞いたそっちの描くシュミレーションに沿って、用いる薬物はセレクトしておくよ」

「ええ、お願いするわね。でも、私嬉しいわ。ホント言うとね、あなたにも他の二人と同じように、爪ベロリの恨みを晴らす意気を持ってもらいたかったの」

「キミはやはり、その辺にいる”タチ悪”の女性とは別モノみたいだね。自分のやりたいことではあっても、オレ達に”その場”を提供してやりたいって気持ち、どこかにあるんじゃない?」

「そこまでは快かぶり。…何しろ私のターゲットは最強モードの男よ。私と協力するっていっても、そのモチベーションがそれなりじゃあないと、頭数だけじゃあ敵う相手じゃないもの。利害関係の一致を利用したってとこはあるわ」

「ふふ‥、見かけによらずキミは素直なんだな」

及第点の面接者は、見かけ通り優しくいい人だった


***


私は石渡プーに高石ゲットの第一報を入れ、もう一人の仲間である石橋にはカレから伝えてもらうことにした

さあ、こうとなったら、早速お次ね

私の愛おしい康友さん…、お待たせ!

約束通りこっちのセット完了につき、あなたのお部屋に伺うわ

アポは翌日の夕方6時となった…





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