私に秘密でアイドルをやっていた幼馴染のお兄ちゃんに愛されてます!
私の家族と夕ご飯を食べている理久は楽しそうで、私もいつもより夕ご飯が美味しく感じた。

夕ご飯を食べ終わり、私は理久をお見送りしようと家の前まで出た。

「美鈴、今日はありがと」

「こっちこそ勉強進んだ!理久のおかげ!」

「赤点取ったらダメだよ」

「頑張るもん!」

「睡眠も大事だからね」

「もう、過保護なんだから」

理久が私の頭を撫でる。

「おやすみ、美鈴」

「理久もね」

ああ、こんな毎日がずっと続けばいいのに。

私は真っ暗な空を見上げた。
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