逆転結婚~目が覚めたら彼女になっていました~
 
 僕はどこに行くのだろうか?
 未来で僕は飛び降りて、きっと死んだんだと思うけど…。
 未来の僕は死んでいてい今の僕は生きている。

 この先の僕は…どうなっているんだろうか?

 一瞬だけ、真っ黒な闇に覆われたような気がした麗人だったが、すぐに暖かい光が包み込んでくるのを感じた。

(ありがとう、麗人さん。…娘の事をお願いしますね…)

 え? この声は、あの飛び降りた時に聞こえた声と同じだ。
(そう。私は優衣里の母です。貴方に娘を助けてもらいたくて、力を貸したのです)
 優衣里さんのお母さんだったんだ。
(麗人さん。私、ずっと貴方と優衣里が結ばれてほしいって望んでいたの。…もう安心ね。2人で幸せになって…ずっと見守っているから…)

 スーッと光が消えて行った…。

「麗人さん…麗人さん! 」

 ん? 僕の名前を呼んでいる女の人の声…母さん? 
 誰なんだろう?
 瞼が重いけど目を開けなくちゃ…

「麗人? 目を開けて! 」

 うん、今開けるから…。

 重たい瞼をゆっくりと開いた麗人…。

 すると、目の前には心配そうに見つめている優衣里の姿があった。

 ハッとして周りを見渡すと、さっきの和室だった。

「麗人さん? 戻ってきました? 」
「優衣里さん? 」

 麗人はそっと手を伸ばして、優衣里の頬に触れた。

「はい、私です。ちゃんと、私の意志で喋っていますよ」
「じゃあ…僕は…」
「きっと、本当の自分に戻っただけですよ」

 僕に戻った? じゃあ、死ななかったんだ。

 ホッとして喜びいっぱいになった麗人は、そのままギュッと優衣里に抱き着いた。
「優衣里さん…。良かった、本当に…」
「いっぱいお礼を言わなくてはなりません。私の為に…」
「お礼なんて言わなくていいから…」

 そのまま優衣里の唇にキスをした麗人。

 柔らかくて優しい優衣里に唇を感じると、想いが溢れてきたもっと…もっとと、求めてしまう…。

 お互いが求めあうキスを繰り返しながら、そっと布団の上に倒れて行くと、お互いの着ているものを脱がせて言った。
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