私が愛した人は…
隼人さんが言った。

「俺も帰るよ。鈴は、どうする?」

龍が聞いてきた。

「私は…ここにいる」

「暁もその方が、嬉しいと思うわ」

隼人さんたちは、帰っていった。

私は、ベットの横の椅子に座った。

私…

私のせいで…

暁さんが刺されて…

自分をずっと責めた。

ん?

鞄を見ると、外ポケットに紙が出てるのが見えた。

何だろう。

いつから、入ってたのかな?

紙をとり、中を見ると

【四條組にいる限り、続くよ】

と、書かれていた。

そして下の方に【空雅】と。

続くって…

もしかして、まだ四條組の人が狙われるってこと?

私のせいで?

私が四條組と関わったから…

そんなの、耐えられない。

だったら…

私にできることは、ただ一つ。

四條組から、離れることだ。

「愛してます」

私は寝ている暁さんにキスをし、病室をでた。
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