私の人生を変えてくれた人

「岩本?」

下山先生がこっちにきた

「お前、ほんとに大丈夫なのか?
 さっきから様子おかしいけど…」

「別に、大丈夫です」

「いや、大丈夫なようには見えない
 まだ会ったばかりだし、話したくないかもしれないけど、何かあるなら話してほしいし頼ってほしい。」

「……」

まっすぐ見つめてくる先生の瞳に何も言えなくなってしまった
この先生は今までの先生とはちょっと違う気がして、何もかも見透かされてる気がする

気持ちを知られたくなくて視線をそらす

でも、先生はずっと私を見ていた

「無言ってことは何かあったってことでいい?
 何も言ってくれないならそうとらえるけど?」

「別に何もないです…」

「はぁ、まだそれ言うか
 そんなこと言っても俺は信じないよ?」

「……」

「ちょっと、HR終わったら残れ。
 話しがある」

「……」

終わった瞬間教室出よ…

「逃げるなよ?
 逃げても捕まえるから」

どうやら、考えてたことはバレてたみたいだ
ハァ、おとなしく残るか
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