fantasista 3 ー永遠にー





後輩マネージャーたちは、そんな二人を黙って見ていて……


「みどり!」


あたしは耐えきれず駆け寄っていた。

あれだけガンガン日本酒を飲んだのに、全くダメージを受けていないみどりは驚いてあたしを見た。

そんなみどりに遠慮がちに言っていた。


「あたしも柊運ぶの手伝おうか?」




みどりは驚いてあたしを見る。

そして不安そうな顔をする。

あたしが柊を取らないか不安に思っているのかもしれない。

だけど正直、それはないと思う。

仮にあたしが柊を好きだったとしても、さっきの姿を見たらあたしが入る隙もない。


< 142 / 469 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop