fantasista 3 ー永遠にー
「オトコオンナ?
お前、マジで俺がそう思ってると信じてるのか」
ぐいっと腕を掴まれる。
綺麗な顔が近付き、胸がドキドキうるさい。
結婚したというのにこうも柊に狂わされて、あたしは愚かだ。
「オトコオンナなんかじゃねぇよ、みどり」
そんな甘い声で言わないで。
「可愛い。
……すげぇ可愛い」
可愛いとか言わないで。
「あんたの可愛いは胡散臭いよ」
そう、高校時代は会う子会う子に可愛いって言っていた。
柊にとっては挨拶代わりの呪いの言葉だ。