運命の相手は、大嫌いなアイツ!?
私は踵を返すと、寮の自分の部屋へと向かって歩き出す。
ああもう、ムカつく。
櫂の奴、本当にムカつくんだけど〜!
私は寮の廊下を早足で歩く。
こっちは毎日、今日はご飯何作ろうかなって悩みながら作ってるっていうのに。
他で食べるなら食べるで、連絡の1本くらいよこしなさいよ。
ほんと何なのよ、あいつはーー!
──バタン!!
あまりの腹立たしさに、部屋のドアもつい勢いよく閉めてしまった。
「……っ、こんなもの……っ!」
ついむしゃくしゃして、一生懸命作ったはずの櫂の分のご飯もゴミ箱に捨ててしまった。
「……はぁっ、はぁ」
私は、ダイニングの壁を背にズルズルと床に座り込む。
私はさっきから、どうして櫂に対してこんなにも腹を立てているのだろうか。
なんだか、自分がおかしい。
「……っ、櫂のバカーっ!」
「……あのなぁ。言っとくけど、バカって言うほうがバカなんだぞ?」