切れない縁
健一郎の合格後は、帯広へお義父さんとお義母さんも一緒に何軒かのアパートを内覧したりしてみんなですぐに入居可能はアパートに決め契約もした。 

家具類や日用品など全て揃えなくてはならないので
地元のホームセンターや家具屋さんにも買い物をし配達日指定にしてもらう事にした。

アパートの隣りが大家さん宅との事だったので、菓子折りを持って健一郎と私で挨拶しに伺ったらとても優しそうな老夫婦だった。

健一郎の新生活に必要な物は一通り買った。
後は宅配便で衣類を健一郎のアパートへ送ればいいだけとなった。
今日と明日はみんなでホテルに泊まり、電気、ガス水道などの開栓手続きと家具と家電類が届くので今日のうちにみんなで拭き掃除をした。

みんなで協力して健一郎が住める状態にした。

「やった!今日から住めるね。」

「爺ちゃんと婆ちゃんは入学式にも来るし、夏になったら遊びにくるからな」

「うん。待ってるよ!」

「明日、何時になるかわからないけど浩一家族が来るって言ってたから住所教えてやってね」

「うん。わかった」

「じゃあ、健一郎体に気をつけてね。もう飛行機の時間だから空港に向かうね」

「うん」

アパートの前で健一郎とわかれ私たちは帰宅した。
< 32 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop