壊れるほどに愛さないで
★足元から、崩れ落ちた私を軽々持ち上げると、友也は、寝室のベッドに私をそっと下ろす。

「お願い、友也、シャワー浴びさせて……」

友也は、私に覆いかぶさると、ブラウスもスカートもあっという間に脱がしていく。

胸元を咄嗟に隠した私の手を解くと、友也は頭の上に縫い付けた。リビングからの光が漏れて、寝室は、いつもより全然明るい。

「友也、電気消して……」

「ごめん……我慢できない」

友也は、ワイシャツを脱ぎ捨て、私の胸の傷跡に何度もキスを繰り返すと、大きく足を開かせた。

何故だか、身体が震えてくる。目の前の友也が友也じゃないみたいでコワくなる。

「友也っ……私っ」

拒むように身を捩る私を見下ろしながら、友也が、すぐに私のナカに入ってきた。
目の前が、揺れているのを見て、自分自身が揺さぶられていることに、遅れて気づく。

「やめ……友っ……ンンッ」

「美織……好きだよ……」

いつもよりもより深く、より激しく友也に突き上げられて、勝手に溢れていく涙と共に、意識が混濁していく。

「いいよ」

自分の意思とは関係なしに、大きく身体が跳ね上がったのを最後に、私の視界は真っ白になって、急激に重たくなった瞼をゆっくりと閉じた。
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