壊れるほどに愛さないで
雪斗と事務所に戻ってきてすぐだった。
「雪斗!久しぶり」
朝礼は、薬局への卸しの関係で、遅れて出勤してきた、高瀬恭平が雪斗の肩を抱くと、自社製品の栄養ドリンクをデスクに置いた。
「おっ、恭平!まじで久しぶり」
恭平と雪斗は、目線を合わせて笑いあった。
「え、恭平くん、待野君と知り合いなの?」
私が、尋ねると、誰もいない工藤チームのデスクから、和も言葉を重ねた。
「え?恭平、聞いてないんだけど?」
コロコロと椅子を両足で動かしながら、和が私の横まで移動してきた。
「大学一緒でさ、写真同好会も一緒に入ってて。な、雪斗。で、偶然、就職先も一緒」
「恭平は、親のコネでしょ。第一エリアチームの高瀬支店長の息子じゃん」
「なんで和が、不貞腐れんの?親のスペックあれば、和も俺と結婚しても心配ないっしょ?」
恭平は、鞄から和の好きなモロロフのチョコレートの箱をコトンと置くと頭を撫でた。途端に和の顔が真っ赤になる。
「恭平の自慢の彼女って綾瀬さんだったんだ?」
「可愛いだろ、マジで手だすなよ」
恭平が、無邪気にニカッと笑った。
「はいはい、恭平に殴られたくないんで」
雪斗が、肩をすくめてみせた。
「あ、そうだ、雪斗、今度の大学の展覧会いく?」
「あー、ラインに案内来てたな、恭平は?」
「俺は、パス、和と式場見に行くんで」
「もう!恭平!まだ内緒だよ」
パシンと、和にお尻を叩かれて、恭平が大袈裟に痛がる。
「恭平、今から尻にひかれてんだな」
「こら、待野!」
「わ、俺は、叩かないでくださいよ」
雪斗を呼び捨てして、睨んだ和に、私は、クスクスと笑った。
「雪斗!久しぶり」
朝礼は、薬局への卸しの関係で、遅れて出勤してきた、高瀬恭平が雪斗の肩を抱くと、自社製品の栄養ドリンクをデスクに置いた。
「おっ、恭平!まじで久しぶり」
恭平と雪斗は、目線を合わせて笑いあった。
「え、恭平くん、待野君と知り合いなの?」
私が、尋ねると、誰もいない工藤チームのデスクから、和も言葉を重ねた。
「え?恭平、聞いてないんだけど?」
コロコロと椅子を両足で動かしながら、和が私の横まで移動してきた。
「大学一緒でさ、写真同好会も一緒に入ってて。な、雪斗。で、偶然、就職先も一緒」
「恭平は、親のコネでしょ。第一エリアチームの高瀬支店長の息子じゃん」
「なんで和が、不貞腐れんの?親のスペックあれば、和も俺と結婚しても心配ないっしょ?」
恭平は、鞄から和の好きなモロロフのチョコレートの箱をコトンと置くと頭を撫でた。途端に和の顔が真っ赤になる。
「恭平の自慢の彼女って綾瀬さんだったんだ?」
「可愛いだろ、マジで手だすなよ」
恭平が、無邪気にニカッと笑った。
「はいはい、恭平に殴られたくないんで」
雪斗が、肩をすくめてみせた。
「あ、そうだ、雪斗、今度の大学の展覧会いく?」
「あー、ラインに案内来てたな、恭平は?」
「俺は、パス、和と式場見に行くんで」
「もう!恭平!まだ内緒だよ」
パシンと、和にお尻を叩かれて、恭平が大袈裟に痛がる。
「恭平、今から尻にひかれてんだな」
「こら、待野!」
「わ、俺は、叩かないでくださいよ」
雪斗を呼び捨てして、睨んだ和に、私は、クスクスと笑った。