バンドマンは甘えん坊
「それは昴が悪いでしょ。まあ気持ちはわかるけどあたしもメカでも仕込んでやろうかと....」
「テキちゃんそれは辞めて。メカじゃないけど嫌がらせ的なトラップはチビ達がやって、クレームの嵐でギンさん怖かったから。」
「葉月と美月たらなにをやったの?」
「美術の時間に天窓から色水をねよりによって山下さんに....」
「アチャーそれはまずいわ。」
葉月と美月は昴の従兄弟だ
アメリカで飛び級した天才なんだとか
美月はともかく葉月は完璧なただのいたずら坊主だ
「あのお嬢様の被害妄想と昴への執着はあたしでも知ってるほどひどいもんね。」
ハハハ
『あなたみたいな凡人が昴様のおそばになんてたえられませんわ。』
て嫌みを毎日いいにくる
「あたしも昴もさ、過激な連中になにかされないかとヒヤヒヤするからさ。特別室でがまんして。」
まあ仕方ないか
テキちゃんが作ったショウガがききすぎのジンジャークッキーをかじりながら肩を落とす
< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop