部長、恋しませんか?〜文芸部の部長は3人のイケメン部員に愛される〜
「ていうか、本を騒がしい中で読むとか無理」

暁くんが不満そうにそう言った。

「まぁ、野々花ちゃんは何も気にしなくて大丈夫だよ」

月島くんが私の頭をぽんぽんと撫でた。

私は、慣れてなくて真っ赤な顔で俯《うつむ》いた。

「あれ、野々花ちゃん顔赤いね。可愛い」

月島くんが楽しそうに笑っている。

絶対慣れてないことバレたな。


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