私を見つめる、危険な赤い瞳。
「あっ、美味しそう。」
霧斗くんは、スーツから、
ゆるーい服に着替えていた。
「ありがとうございます。」
「じゃあ、座って食べましょう。」
「あぁ」
霧斗くんと、真正面の席に私も座り、
同時にいただきます。と言って、ご飯を食べ始める。
「ん、美味い。」
「えへ、良かったです。」
やっぱり美味しいって言われるのは
嬉しい。
…家にいる時は、美味しいなんて言ってくれなかったし、
…そういえば…家はって…心配なんかしてないか、きっと私が居なくなって喜んでる……
そんなことを考えていたのがバレていたのか、
霧斗くんにこんなことを言われた。
「…家の人には言っといたからな」
「あっ…、ありがとうございます…」
……本当に優しいな…と思う…。
この人になら、家のことを話しても…
ううん、こんなに良くしてくれてるのに、
また迷惑かけちゃう…。
そういえば、なんでこんなに良くしてくれるんだろう?
「…あ、あの…」