献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~

そしたら颯斗から冒頭の──『誰でもいいなら、俺と試してみればいい。絶対に傷つけたりしないから』という台詞が返ってきたのだ。

第一話なのに、ふたりは体の関係になってしまう。

『あっ……待って、颯斗。気持ちいい……』

『佳恋……力抜いて。俺につかまって』

なにこれ……。

これはエッチなのに。
しっかり最後までしてるのに。

本当は両想いなはずのふたりの切ない心情、お互いを思いやる言葉、甘くてとろけそうな表情。

どれも心にグッとくる。

そこからはふたりのエッチな欲望が爆発し、体だけの関係が始まる。
佳恋のトラウマを克服するための行為のはずだけど、素直に好きだと明かせないふたりが唯一繋がることができる切ない瞬間。

「な? 純愛だろ」

気づけば三話まで読み進めていた私に、穂高さんはニヤリと笑う。
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