献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~

西野さんと松島さんは笑顔に戻り、清澄くんも朗らかに「じゃあ、戻りますね」と挨拶をする。

彼は爽やかに去っていった。
西野さんたちはすっかり笑顔が戻り、「じゃあ日野さん、失礼しました」と上機嫌でカフェの方向へ消えていく。

清澄くん、西野さんたちにも優しかったな。
まるでなにもなかったように明るく話しかけられるなんて……。
合コンの日は険悪なムードで終わってさすがに彼女たちも清澄くんを嫌いになってしまったかと思ったのに、すぐにまた人気を取り返してみせた。
おかげで私も彼女たちにギリギリ敵認定されずに済んだようだ。

手には彼からの書類だけが残り、なんとも物寂しい気持ちになる。

私は、清澄くんにとって一体なんなんだろう。

彼がなにを考えているのか、全然わからなくなった。


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