切れない縁2 青木バージョン
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作者より
このページは、下品な性的表現があります。
イヤな方はこのページを飛ばしP42へ。
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「ふ〜ん。村瀬はいいとこ取りかぁ。
やっぱり最低な女だな」

「え、何それ」

「だって、お前にセックスの快楽だけしか与えないんだろ?
病院へ付き添わさせて、お前の家族との時間も奪ってさ〜
村瀬からお前への思いやりって何?
お前が村瀬を元気づけるのは誰が聞いても、見ても間違ってる。

お前2月が結婚記念日だよな。

美波ちゃんに結婚記念日の花束とかケーキをプレゼントしたのか?
村瀬とはレストランで食事して、デートして、ホテルでやりまくってるから、随分と金を注ぎ込んでるんだろ?
なぁ、どうなんだよ〜
結婚記念日は祝ったのか!」

「して…ない」

「サイテ〜だわお前。
お前も村瀬も最低同士で、お似合いだなハハ。

自分の子供だってのに、健一郎は放ったらかし。
お前、いつ健一郎と受験について話した?
家族でもない村瀬には、過剰なほど世話して、
お前の稼いだ金や、時間も奪われてんだぞ!

あ!村瀬は見返りに、病気らしいのに唯一お前の下半身の世話だけは一生懸命やってっんだったな!
何が心の病だよ!
ただのセックス好きなだけだろ!」

「違う…本当に心の病気なんだよ…」

「美波ちゃんは、お前の両親とも仲良くやってくれて、健一郎の事も面倒みて、親戚付き合いも上手くやってるだろ?
お前の食事作って、お前のご両親と同居してさ。

そんな美波ちゃんは何も知らずに、
村瀬とセックスしたあとのお前の下着を洗濯してんだぞ! 
なあ!隆二何とか言えよ!」

「………」
俺から目を逸らして黙っている隆二。
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