王子様の溺愛は、とことん甘い【クリスマスSS】
「は…?僕?」
自分の名前が出てきてギョッとする。
今日は特に何も無いと言っていたのに。
去年まで散々引っ張りだこだったから、今年くらいは…と。
「どうしても挨拶したいと言う方々が多くいるんだよ。来年から、また忙しくなる。少しでも顔を売ることが大事だと、昔から言ってきたはずだ」
こういう時だけ父親ズラするから、こちらとしてはたまったものじゃない。
…でも、父さんの言っていることは確かで。
この先必ず訪れる香月グループ社長の後任者としての業務は、どうあがいても避けることは出来ない。