「Of My Disteny」ーゴールドー
「な、なんで!?え、何!どうしたの!?」

金髪と対比して、赤く染まった頬がやたら強調されてる。
未だ課題から視線を外せないまま、じーっと書かれた文字を見ていた。

「そ、そんなに照れないでよ!私まで照れるじゃん!」

その反応は予想外で、言った結果の答えは“すごく照れた”だった。

「だってそんなこと初めて言われたもん!嬉しいじゃんか!」

それを言われて、結局私まで頬を染めてしまったんだけど。

「うわー、マジかー。やべーな、課題」

口を押えて、ずっとそんな言葉を繰り返して。

そんな風に嬉しがられたら、私も。

「…言ったことなかったっけ?」

「ないよ!初めて聞いた!」

「そっか…でも、ずっと思ってたよ」

洸が喜んでくれたら嬉しいから。

どんどん顔の赤くなる洸も可愛いし。

「あぁ~、瑠衣ちゃん強!最強!」

「え、何が?」

「金髪にした意味ないかな~とか思ってたのにもう全然いい!」

「え、本当に何が?言ってる意味がわからないんだけど…?」

パッとこっちを見た洸と目が合った。

「金髪にしたらカッコいいって言われるかと思って!」

「聞いても意味わからない!」

「だってさ、やっぱ、ちょっとでも気を引きたくて…っ」

今度はしゅんとして、さっきから何度表情を変えるんだろう。


全然飽きないんだから。


洸といるのは。


そんなことしなくてもずっと惹かれてるよ。


私はずっと。


「俺もっと強くなってカッコいい男になる!」

にひっと笑って、また表情を変えた。

「だって瑠衣ちゃんにはカッコいいって言われたいし思われたいもんね!」

その表情はまた私の頬を熱くさせる。

読めないし、掴めないし、何考えてるのかもわからないけど…


でもそれが私の好きな人で。


「やっぱ男は強さか」

考え方が保育園児みたいだけど、戦隊ヒーローにでもなるつもりなのかな。


でも好きなのはやめられなくて。

私も言ってみようかな。


本当の言いにくいこと。

そしたら今度はどんな表情になるのかな。

「ねぇ、洸」

「ん?」

「あのね」

ちっちゃく深呼吸をして、洸と視線を合わせた。

「あ、それと俺瑠衣ちゃんのこと好き!」

「えっ!?」

やっぱり読めない、掴めない、私の事どう思ってるのって…

「これは課題じゃないとこで言いたかったから!」



それも突然なんだ。
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