「Of My Disteny」ーゴールドー
「な、なんで!?え、何!どうしたの!?」

金髪と対比して、赤く染まった頬がやたら強調されてる。
未だ課題から視線を外せないまま、じーっと書かれた文字を見ていた。

「そ、そんなに照れないでよ!私まで照れるじゃん!」

その反応は予想外で、言った結果の答えは“すごく照れた”だった。

「だってそんなこと初めて言われたもん!嬉しいじゃんか!」

それを言われて、結局私まで頬を染めてしまったんだけど。

「うわー、マジかー。やべーな、課題」

口を押えて、ずっとそんな言葉を繰り返して。

そんな風に嬉しがられたら、私も。

「…言ったことなかったっけ?」

「ないよ!初めて聞いた!」

「そっか…でも、ずっと思ってたよ」

洸が喜んでくれたら嬉しいから。

どんどん顔の赤くなる洸も可愛いし。

「あぁ~、瑠衣ちゃん強!最強!」

「え、何が?」

「金髪にした意味ないかな~とか思ってたのにもう全然いい!」

「え、本当に何が?言ってる意味がわからないんだけど…?」

パッとこっちを見た洸と目が合った。

「金髪にしたらカッコいいって言われるかと思って!」

「聞いても意味わからない!」

「だってさ、やっぱ、ちょっとでも気を引きたくて…っ」

今度はしゅんとして、さっきから何度表情を変えるんだろう。


全然飽きないんだから。


洸といるのは。


そんなことしなくてもずっと惹かれてるよ。


私はずっと。


「俺もっと強くなってカッコいい男になる!」

にひっと笑って、また表情を変えた。

「だって瑠衣ちゃんにはカッコいいって言われたいし思われたいもんね!」

その表情はまた私の頬を熱くさせる。

読めないし、掴めないし、何考えてるのかもわからないけど…


でもそれが私の好きな人で。


「やっぱ男は強さか」

考え方が保育園児みたいだけど、戦隊ヒーローにでもなるつもりなのかな。


でも好きなのはやめられなくて。

私も言ってみようかな。


本当の言いにくいこと。

そしたら今度はどんな表情になるのかな。

「ねぇ、洸」

「ん?」

「あのね」

ちっちゃく深呼吸をして、洸と視線を合わせた。

「あ、それと俺瑠衣ちゃんのこと好き!」

「えっ!?」

やっぱり読めない、掴めない、私の事どう思ってるのって…

「これは課題じゃないとこで言いたかったから!」



それも突然なんだ。
< 14 / 14 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

わたしは安福先輩の何ですか?
めぇ/著

総文字数/8,333

恋愛(学園)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
安福(あぶく)先輩には彼女がいるらしい。 そらそーだ、あんなカッコいい人誰もほっとかない。 だから私はモブ、 安福先輩からしたらただのモブにすぎない。 鈴木みらの、高校1年生。 ありきたりな苗字のせいで“2号”ってあだ名を付けられた、 2年の顔はいい久保田先輩に。 すっごい気に入らないけど、 気付いたらみんなそう呼んでいて受け入れるしかなくて。 だけど… 「みらのちゃん!」 安福先輩だけは違うの。 でもね、久保田先輩が言うには 安福先輩にはかわいい彼女がいるらしい。   私に勝ち目なんかないよ、わかってる。 だからやさしくしないでください。 「隣座る?空いてるよ」 これ以上、私の中に入って来ないでくださいー… 私はただのモブなんで。
表紙を見る 表紙を閉じる
日向(ひなた)こよみ、中学1年生。 もうすぐ新しい年になるからって来年のカレンダーを出したら大変! 12月しかないんだけど、どうして!? そこに現れたのは、 キラッと光る銀色の肩までかかる髪の毛をハーフアップにまとめた 背の高い真っ白のお坊さんのような服を着た… とにかくカッコいい男の子!? 極月(ごくつき) 12月のカレンダー 自分大好きのナルシスト 「こよみ、君に頼みがある」 わたしに頼みって何? 「今、暦の世界では大変なことになってるんだ」 暦の世界なんて聞いたことない! 「こよみは暦の世界のお姫様だから!」 そんなわけないよ、ただの中学生だよ! おばあちゃんと2人暮らしの中学生だよ!? 突然助けてほしいと言われて、 1月から11月までなくなったカレンダーを取り戻すことに! 睦月(むつき) 1月のカレンダー 明るくて元気なお祭り男 …のはずが、だるそうで元気がない! そんなのどうしたらいいの???
表紙を見る 表紙を閉じる
【ジャンル】 恋愛 【キーワード】 ①夢中 ②約束 ③田舎 ④号泣 絵を描くことが好きだった。 千颯(ちはや)と絵を描くことが何より好きだった。 ずっとこうしていたい、そんな未来を描いて…  橋本咲茉(はしもとえま)、高校3年生。 受験生の毎日はせわしなく、 それでも夢を追いかけていた日々の中で約束をした。 千颯も絵を描くことが好きだったから、 一緒に夢を叶えようって約束をした。 約束したのに… 「俺は絵なんかどうでもいい」 約束を守れなくてごめんね。 「咲茉といれたらそれでいい」 本当はずっと隣にいてほしかった。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop