世界を救うために奮闘するお話
自国に戻り、18才を迎え成人し
自動的にわたくしもすぐに入団となりました。


『通り道』はジグンに存在するので
最前線の基地はジグンにあるけれど
ジグンとの国境線沿いのメリディ側にも
基地と騎士団寮が置いてあります。


わたくしの仕事はメリディの基地で
搬送されてきた怪我人の治療に当たる事。
ジグンの人里にシールドを張ること。
そして、毎日のお勉強。


わたくしのシールドは一度かけると
数年間は解除するまでは消えないので
一度かけたら数年間は放置ですし


騎士団員の中でも身分も位も高いのに
常駐してくれてる医師の小間使い。


医師達も恐縮して
親しくなれそうな環境ではありません。


なので、お兄様は殆どの時間を
最前線の基地で過ごしていますのに
わたくしは城(自宅)から
基地に通っております。


わたくしは
一度行った場所なら瞬間移動が可能なので
通勤時間もかからないので
なんなら、外の空気を一度も吸わない日も
ございます。


わたくしも、お兄様達と一緒に
戦地で活動して、サポートや怪我人の治療
もしてさしあげたいのに

お兄様達の許可が降りないので
手持ち無沙汰で毎日悶々としております。

ですが、お兄様はたまに帰省される時には
ルシウス様やルーシア様
メイファン様を
連れて来てくださいます。

ちなみに、ロー(ローハン)は
メイファン様が直接指導なされて
戦地の基地に常駐しているので
とても忙しく他人を構っている暇なんて
ありません。

わたくしよりもすでに
色々な経験を積んでいて
正直羨ましくてたまりません。
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