世界を救うために奮闘するお話
わたくしは再度姿勢を正すと

「マチルダ、、ごめんなさい。
殿下、お兄様、申し訳ありませんが
別室で少しの間お待ち下さいますか?
わたくしにはまだやらなくてはならない事が
ございますので、それが終わりましたら
お伺いさせて頂きとうございます。」

と、双方に淑女の礼を。

その言葉と完璧な礼法に
マチルダはハンカチを取り出し眼を拭うと

おじょうさまが…と感動。

お兄様も

ああ我がリトルプリンセス…と感動。
(兄にとってはいつまでも小さな妹)

それを見たルシウス様は

クスクス笑って

「淑女の部屋に突然済まない。
失礼する」

と、言うと

踵を返し
お兄様とルシウス様は
わたくしの勉強部屋から出て行った。

その後、偉く機嫌の良くなった
マチルダが少しオマケしてくれ
わたくしは無事に今日のノルマの勉強を
終わらせ、お兄様達の待つ部屋へ足早に向かいました。

「お嬢様〜!!
廊下は走ってはなりません!!」

今度こそ逃げ切ってやりますわっ!笑
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