世界を救うために奮闘するお話
「ルーシア様、メイファン様
ローハン様、ようこそ
おいでくださりました。」

何の用事で来たのかわからないのと
礼儀に厳しいマチルダが見ている手前
とりあえず、淑女の礼で迎える。

するとルーシアが

「この度は事前にお伺いを立てずに
来てしまい申し分けございません。
どうしても先急ぎの用事がある上
ご理解願いたい」

と胸に手を当てて
足を交差させて軽く頭を下げる。

一歩後ろにいたメイファンとローハンも
それに習って頭を下げる。

どうやら、騎士として
会いに来たらしい。

すると、リコットはマチルダを呼びつけ

「マチルダ
お茶の準備をしたら
下がりなさい」

と、メリディの姫として
威厳のある言い方で指示を出した。

「畏まりました。」

それだけ言うと、マチルダは
慣れた手つきで紅茶を注ぎ
足早に部屋を後にした。
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