世界を救うために奮闘するお話
それにしても
2人の話す事があまりにも短絡的すぎる。

まだ起きてもいない事で
ここまで準備していくだなんて。

ただ、具体的な名前が出てきたので

「その男爵令嬢が強力な魅了を
使うのですか?」

リコットはたまらず
尋ねると

ルーシアは悩むしぐさをする。

「うーーん。 実はわたくしも
確証はないの。夢かもしれないし
その日現れないかもしれない。
でもメイファンと調査したら
彼女は実在してるのよ。念の為よ」

本人たちも手探りのようだが
不安を隠せない様子だった。

リコットも今しつこく問いただしたら
2人は話してくれるだろうが
全て知った所で2人と同じだろう。
そして、同じ事をするに違いないと考え

お二方の言う通りにわたくしは
指示通り動けばいいわね…

「承知しました」

とリコットが呟くように答える。

すると、今までの3人のやりとを
どちらかというと傍観者のような
感じで聞いていたローハンが

「もし、その男爵令嬢が来ていて
姉上達が思っていた通りだったら
俺たちに事情を話してくれませんか?
仮にもルーシア様は俺の婚約者でしょ?
俺は婚約者の力にもなれない
カイショウナシにはなりたくないので…
よろしいですか?」

と、優しい口調で
ルーシアを見て言った。

ルーシアとメイファンは目を合わせ
頷き合うと、リコットとローハンを見て
コクリと首を縦に振った。
< 35 / 98 >

この作品をシェア

pagetop