世界を救うために奮闘するお話

夜会前の事

ルーシアとメイファンの指示で
夜会前にメリディの城に集合する事になった。

今回の参加者は、マルク騎士団からは
団長 ルシウス 副団長 リチャード
指揮官 ルーシア 参謀 メイファン
参謀補佐 ローハン 総括補佐官 リコット
アルク帝国皇太子 ルキアス
メルディ王 リーベン
ジグン王 イーハン


皇太子のルキアスが
少し遅れるとの事であったが
それ意外のメンバーは
すでに集合していた。

女性陣は煌びやかなドレスに包まれとても美しく、男性陣は騎士団の正装を身にまとい普段よりも更にキリッとして格好良い。

少しの間、皆で談笑していたら
ルキアスがリアム(リコットの従姉妹)と
共に少し離れた場所から瞬間移動で
現れ近付いてくる。

リアムはリチャード、リーベンの次に攻撃魔法に精通し、とても強い魔法使いなので、国防や騎士団の方でも貴重な戦力になるはずで、自国の辺境伯との縁談話も上がっていた。
ちょうどその頃、帝国の王宮の使用人と恋に落ちてしまい、除籍されても構わないと駆け落ちしようとした。それを宥めて、お互い妥協案を出し合い和解し、今は王宮内に住を構え、家族で王宮に仕えている。
幼かったリコットは、約束されていた地位よりも愛を取った従姉妹を目をキラキラさせて見ていた記憶がある。また、アルクの王宮からしたら棚ボタな出来事であった。リアムの強さもさる事ながらメリディの王族は全員瞬間移動が使えるので。強くて頼もしいリアムを手離したくないと考えた皇帝が新しい爵位を用意し、リアムを特別待遇し今では王家の側近として仕えている。
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