世界を救うために奮闘するお話

いざ夜会へ

リコットが魔法をかけたネックレスを
全員が首にかけたのを確認すると

ルキアスが何か面白い事をしようと
する時のような表情で

「では、皆、参るとしよう」と
ルシウスとルーシアの肩を組み
先程瞬間移動してきた場所へ
歩いていく。

瞬間移動は人通りが無い所でやらないと
危険なので、予め決めているのだ。
メルディの者にとってはワープゾーンは
駅なのだ。

その後ろを全員が付いていく。

ルキアスは普段は公務に追われ
手の空いている時はアルク帝国内にある
皇宮騎士団で指揮を取り訓練している。

ルキアスもまた
騎士と軍師のアルクの一族なので
剣技と戦術に関しての能力は非常に高かった。特に、ルキアスは智将と呼ばれ非常にキレ者であった。ルキアスよりも1才年上の妻のアイラもまたアルクの一族な上に、能力適合者でもある。皇帝もまた、まだまだ若い者には負けていられないと健在なのでルシウスやルーシアは安心して皇宮を出てマルク騎士団の方に専念できるのである。
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