世界を救うために奮闘するお話
今日の今日までこの計画をずっと練っていたわ、何年もかけて。

そして、やっとこの日を迎える事できた。
あのお方達が来るお父様主催の小規模の夜会。

あの忌まわしき女達は
参加者に含まれていない。

すでにこの会場にいる人達は全て私の手中に収まっているわ。
みーんなに抱き締めてキスしてあげたもの。
でも、汚い人もいたから、早くあのお方達で消毒したいわ。

あ〜ん

たのしみっ!


私は最強の魔法(魅了)使い
ピーチパティ・ブライト

えっ?メリディの王子と姫が最強ですって?
私はこの魔法1つに特化しているの。
色んな事が出来る人と、ただ1つを追求してる
人とどっちが凄いと思ってるのかしら?

魔族ですらビックリするほどに
私の力は偉大で強力なんですから。

200年前に先祖が魔族の王族に
魂の一部を譲り渡し授かったこの力で
私の家は繁栄した。

人間社会では禁止ですって?

いえいえ、そんなの関係ありませんわ。
言わなきゃバレないって
聞いた事ないのかしら?

大体からそんな足が付くような仕事を
我が一族はしません。

私達が、いや、私が幸せなら
それでいいのよ。
これが我が家の家訓です。
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