世界を救うために奮闘するお話
すると、メイファンが
「いえ、リコットは事情を何も知らずに協力してくれたわ。
わたくし達も半信半疑でしたから、、、
それに、考えてみれば、収穫ですわ。
あの娘は危険です。上級魔族と同じくらい邪悪な力を持っていると証明にもなりました。」

そうね。とルーシアが続けると
「メイファンの言う通りだわ。
それと、あの娘1人ならば取り押さえれば
よろしいのです。ルキアス兄上よろしいですか?」と、ルーシアがルキアスに問うと
メイファンも同調するように頷いた。

「しかし、、、危険では、、?
何も知らない者達をいたずらに危険に晒すのではないか?」とルキアスは決めかねていると

リアムが
「殿下〜?簡単でございます。
今ここにいる者達で取り押さえれば
良いのです。」

とニヤリとすると
そのまま続ける

「リコットがいるではありませんか!
再度魅了封じをかければ先程のような事にはなりません。少なくとも、私達は。
ただ、ルシウス様達は危険なのではありませんか?何も知らずに、あの会場にいるのですよ?
先程の殿下のような状態になられますと
対処出来るでしょうか?」と

その言葉に一行はハッとして顔を見合わせる。

「いや、あれは無理だぞ、、、
しっかりと立っている事もかなわん。」

ルキアスは片膝をついて
リコットの手を握ると

「お願いできるだろうか?」と
頭を下げる。ルーシアとメイファンも
それに続いた。

今まで自暴自棄になっていた
リコットも、ようやく落ち着きを取り戻し

自分のやるべき事を
わたくしはただやるだけですわ。

「畏まりました。
最強の魅了封じで完封して
見せましょう」

あんな邪悪で悪しき
魔法に負けてたまるもんですかっ!

と、この場にいる全員に
上位の魅了封じを直接かけた。

そして、ルキアスの指揮の元
5人は計画を立てたのであった、、、。
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