世界を救うために奮闘するお話
少しの間、3人で身を寄せ合って
談笑していた。

と、いうのも
いつもの夜会ならば若い年頃の女性達に取り囲まれめちゃくちゃにされ、重要な要人とさえ
挨拶もままならない程であるからだ。

社交の場というのは
男性とて紳士に徹しないといけない。
女性を立てて、失礼な態度は言語道断。
特に、この3人は育ちが良く、見目が良く
身分も申し分がないので、撤退した教育を受けてきているので、どんなに嫌でも常に顔には出さずに、完璧なる紳士を演じているのだ。

それなのに、女性達はそれを逆手にとって遠慮なく踏み込んで来て欲しくない領域までズカズカ入ってくる。

なので、どうしてもこういった場は好きになれないのである。いや、寧ろ、大嫌いなのであった。
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