世界を救うために奮闘するお話
リチャードのした話は
皆の者に衝撃を与えた。

今しがた、人間の女が
あれだけおぞましく忌まわしい魔法を使い
寸前の所まで追い詰められたというのに。

魔族まで現れ、しかもたった1人で交戦していただなんて。

リチャードの頼もしさ、底しれぬ力と冷静さに
ただただ、脱帽と尊敬しかなかった。

リコットもまた兄に起きた身の上を知って
衝撃を覚えた。

でも、あの場にいたのが
お兄様で本当に良かったわ。
もし、わたくしだったら何も出来ず殺されていたわ。と、思うと身震いがした。

すると、
「リチャードって本当に底がしれないわね。
さっき、リコットにも言ったのだけど
あなたと味方で本当に良かったわ」と
リアムが笑った。

どうやら、リアムは
このメンバーの中ではムードメーカーと
なっているようだった。

リチャードが
「凄い従弟妹を持ってリアム姉様は
安泰ですね、、、」とクスリと笑った。

「リチャード、1人で大変だったであろう。
本当に済まない。そしてありがとう」と、ルシウスが頭を下げる。

「俺、実は昨夜、姉上達から
ブライト男爵令嬢には気をつけるように
言われていたのです。それなのに、何も出来ず
申し訳ありません」と、ローハンも続けて頭を下げた。
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