微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア

異文化・・・無理・・

「アラゴン先生、保健室からお電話です」
子鬼の秘書が、声をかけた。

「なんだよぉ、誰か、怪我したっていうのか」
アラゴンがソファーに寝っ転がって、面倒くさげに聞いた。

「アクア先生が倒れて、
保健室に運ばれたそうです」

「かーーーっ、何だよ、まったく!」
頭をボリボリかきながら、
アラゴンが、大股で廊下を走っていくと

保健室前の廊下で、
イリスが壁に寄りかかり、手錠をジャラジャラ鳴らして、立っていた。

「えーーと、何か刺激が強くて、
気持ち悪くなったみたい。
じゃ、あと、お願いしますね」
イリスは、鞭でパシパシと壁を叩きながら、去っていった。

「面倒を見ろと、俺は言ったぞ」
そのぼやき声は、イリスには届かなかった。

「アクア、いるかぁ」
アラゴンは、保健室のドアを開けると、大声をあげた。
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