微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
「すみません・・御迷惑おかけして・・」
アクアがカーテンを開けて、よろめいて出て来た。

「おめぇら、フェアリーだって、
似たよーな事やってるんじゃねーかぁ?」

けっ、かまちょぶりやがって・・・と、
アラゴンが言おうと思ったが、
口を閉じた。

アクアのその顔は、蒼白で、
椅子に崩れるように、座り込んだからだ。

「私たちは、満月と新月の時だけなのです。
・・・、それも最低限、
繁殖のためだけなので・・・」

アクアは、目を閉じて、ハンカチで口を押えた。

「あんなことや・・こんな事とか・・・楽しむのはしないので」

アラゴンは、アクアが、
小刻みに震えているのに気が付いた。

「アンタ・・もしかして・・まだなのか?」
アクアが顔を、両手で覆った。

アラゴンは、その様子をしばらく見ていたが、仕方がないなというように

「フェアリーは草食系で、
魔族は肉食系だかんな。
イリスは肉食モリモリのS系だしな」

「今日は無理しなくていい、とっとと帰れ」
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