微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア

使い魔のお仕事とは

私は、魔族の最低ランクにも
届いていないのだ。

「アラゴン先生、私が魔族なら、
最下位の、より下のランクになるのですね」
アラゴンは、アクアをチラッと見た。

「そーだな。ランク外ってとこだけどな。
アンタなら、俺の使い魔にする。
座学の授業はできるからな」

「へぇー、アクアちゃん、
アラゴン先生の使い魔に、なっちゃうのぉ?」

イリスが部屋に入って来た。
その顔は、興味深々というように、口角が上がっている。

「仮定の話だ。俺は会議がある」
アラゴンはそう言うと、
首をゴキゴキさせて、面倒くさげに出て行った。

アクアは頭を下げて見送ると、
イリスに質問した。

「イリス先生、使い魔って
どんなお仕事をするのですか?」

イリスは妖艶にほほ笑んだ。
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