微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
ふにゃ・・
アラゴンの背中で、赤ん坊が泣き始めた。
「おうっと、腹が減っているな。
アクアの所に連れていかねば。
じゃな、オヤジ、ついてくるな!」
アラゴンは鎌を収めて、大股で立ち去った。
「なんだい!!カワイイ孫を、だっこさせてくれても
いいじゃないか!
つれない奴だ」
文句を言いつつ、大アラゴンは、念入りに消毒した手を見つめた。
「こうして時代は、変わるのだな。
グレイン、今、お前が生きていたら・・・きっと」
大アラゴンは、空に向かって杖を振った。
一振りすると、杖の先から次々と、花がこぼれ落ちてくる。
その花たちはより合わさって、花綱になり、
風に乗って、グレインの温室の方へ流れていく。
「グレイン、近いうちに俺の孫を見せにいくからな。
楽しみに待っていてくれ」
大アラゴンはそうつぶやくと、くるりと一回転して
オオコウモリの姿になった。
そのまま、
花が流れていった空に、飛び立った。
おわり
アラゴンの背中で、赤ん坊が泣き始めた。
「おうっと、腹が減っているな。
アクアの所に連れていかねば。
じゃな、オヤジ、ついてくるな!」
アラゴンは鎌を収めて、大股で立ち去った。
「なんだい!!カワイイ孫を、だっこさせてくれても
いいじゃないか!
つれない奴だ」
文句を言いつつ、大アラゴンは、念入りに消毒した手を見つめた。
「こうして時代は、変わるのだな。
グレイン、今、お前が生きていたら・・・きっと」
大アラゴンは、空に向かって杖を振った。
一振りすると、杖の先から次々と、花がこぼれ落ちてくる。
その花たちはより合わさって、花綱になり、
風に乗って、グレインの温室の方へ流れていく。
「グレイン、近いうちに俺の孫を見せにいくからな。
楽しみに待っていてくれ」
大アラゴンはそうつぶやくと、くるりと一回転して
オオコウモリの姿になった。
そのまま、
花が流れていった空に、飛び立った。
おわり
< 61 / 61 >


