推し? 好き? 最後はリアコ? ー揺れる心を抱き締めてー
「ふふっ。大丈夫ですよ。朔と外で会うことはないし,今日もほんとに久しぶりで。万が一撮られても,ちゃんと説明します。万が一では遅いかもしれないけど,ただの……でも大事な幼馴染みだから」

「美海……だからいっつも断るの……?」



ありがとうございますと微笑むと,りきとくんは目を丸くする。

朔は背中を丸くしていた。



「別にそこまでしなくても……まぁ,分かってるなら」

「やーいりきとのおせっかい~」



ねここくんのにやにやで,雰囲気は一層和やかになる。



「うっせ。ねここ後で覚えてろよ」

「わー!」



マンションは音がよく響く。

本当はお昼とは言えこんな風に騒いじゃいけないんだけど……

楽しくて,仕方なかった。

どこか安心したように息を吐き続けている朔をつんつんとつつく。

ん? っと反応した朔に,私はこそっと言った。



「本当にお友達なんだ」



心配してもらえるくらい,仲がいいんだね。
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